『立高新聞』

 

 立川高校闘争で退学となった生徒が中心となって作った新聞の1970年9月1日号。
 4-5面に総括文を書いている古川杏子は、2001年10月ドイツで客死した舞踊家古川あんず。(小林哲夫『高校紛争1969-1970』中公新書 2012年2月発行 p.263-266 参照)
 50円と手書きで値段が書いてあるが、国分寺にあったアヴァン書房で買ったものらしい。アヴァン書房は当時新左翼系のパンフレットを数多く取り扱っていた本屋だが、その後どうなったのだろうか。

 

 1971年7月1日号(2-4ページは略)。なお、古川杏子の総括文は部告で「紙面の都合により本号は休載し、次号より再掲載致します。乞御期待!」とされているが、次の号は出たのだろうか。

 

 

 雑誌『ぴあ』の1974年8月号(通巻第24号)の演劇ページに、出演者として古川杏子の名前が出ている
野外ページェントがあるので載せた。

 手元に残っているビラを載せた。
 同時代社2020年3月30日発行『鉄筆とビラ「立高紛争」の記録1969-1970』第3部資料ビラ・冊子リスト
のB32、B37に該当するものと思われる。